クリスマスツリーはいつからいつまで飾る?クリスマスが終わったら?

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11月末にもなると、街の至る所で見られるクリスマスツリーですが、本来いつからいつまで飾るものなのでしょう?

クリスマスが過ぎたら、どうするのでしょう?

そういえばクリスマスプレゼントって、クリスマスツリーの下に置くものなの?

前回の記事
クリスマスツリーはなぜ飾る?日本に伝わったのは?飾りは?

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クリスマスツリーを飾るのはいつからいつまで?

クリスマスツリーを飾るのは、年々早くなっている感じがしますね。それは、クリスマス商戦が始まるのが年々早くなっている、ということを意味するのかもしれませんが。

クリスマスツリーは、本来いつ飾るものなのでしょうか?

これも国、地域、教派によって違います(正教会ではクリスマスは12月25日ではありませんが、ここではクリスマスを12月25日として解説しています)。

たとえばドイツでは、クリスマスイブの前ならいつでも良くて特に決まっていません。

アメリカでは感謝祭(サンクスギビングデー、11月第4木曜日)の後ですが、この祝日は米国とカナダだけなので、この2国独特の風習です。

欧米では、一般家庭でも生の木を使うことが多いので、そもそもツリーやさんが開店しないと買えないし、あまりに早いとクリスマスまでにツリーの葉が乾燥して落ちてしまいます。

というわけで、ヨーロッパの一般家庭では、そんなに早くは飾らないようです。クリスマスギリギリに飾るという家庭も多いと思います。ツリーは遅めだけれど、12月1日からアドベントカレンダーを飾ってクリスマスを指折り数えて待つ人は多いです。

では、ツリーはいつまで飾っておくのでしょう?

公現祭(十二夜)である1月6日まで飾っておくというところが多いようですが、これはドイツなどではプロテスタントの場合です。カトリックの場合は聖燭祭である2月2日まで飾っておきます。
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クリスマスツリーはクリスマスが終わったら?

日本では、一般家庭で生のモミの木を使うことはあまりないと思いますが、欧米では毎年新しいモミの木を買って来て飾ることが一般的です。

クリスマスツリーは日本の門松やお正月のお飾りのようなものかと思っていたのですが、ツリー自体は神聖なものというわけではなく、ただの飾りなんですね。

日本ではお正月が終わるとお飾りを神社に持って行ったり、どんど焼きで燃やしたりしますが、欧米でクリスマスツリーは飾る時期が終わると、ただのごみになります。

道端に枯れたクリスマスツリーがゴロゴロ、なんていう光景がいたるところで見られます。

ドイツでは「クリスマスツリー回収日」というのが地区ごとに決まっていて、普通のごみと同じように地方自治体が回収してくれます。回収したツリーをチップにして燃料にするなどの取り組みが行われているところもあります。

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アメリカでは、クリスマスツリーの貸し出し(鉢植え)をするところもあるようですね。

日本のように生の木ではなくて、プラスチック製のクリスマスツリーを使うのは、何年も使えるので環境面には良いのかもしれません。

クリスマスツリーの楽しみ方とクリスマスプレゼント

クリスマス前に家族で一緒にクリスマスツリーに飾りつけをするのは、とても楽しいものです。クリスマスムードも盛り上がりますよね。

クリスマスツリーの下にプレゼントを置く、というのは良く見られる風習です。

プレゼントを置くのは、サンタクロース?これも国や地域によって違うんですね。

ドイツではChristkindという天使(?)が、クリスマスイブの夜にツリーの下にプレゼントを置くと言われています。子供たちはクリスマスの朝に、クリスマスツリーの下にプレゼントを見つけるのですね。

クリスマスの前にクリスマスツリーの下のプレゼントが徐々に増えて行って、クリスマスイブの夜にみんなで自分の名前の書いてあるプレゼントを探して開ける、というのもなかなか良いものです。

そういえばクリスマスプレゼントは、靴下に入っているというパターンもありますね。

これもヨーロッパで昔は、日常にはいている靴下を使っていたらしいのですが、それでは小さかったんでしょうね。クリスマス用の靴下が作られるようになりました。ちなみにこのクリスマスの靴下は、英語ではChristmas stocking(クリスマス・ストッキング)と呼ばれます。

このクリスマスの靴下は、もともと古代ゲルマンのオーディン(知識、散文、戦争、ルーン文字=古代北欧文字、などの神)の話しが元になっています。

子供たちがオーディンの飛ぶ馬(トナカイではない)のために、自分のブーツにニンジンや藁を詰めて暖炉の近くに置いておくと、その親切のお返しにオーディンがプレセントやキャンディーを入れてくれたのだそうです。

ちなみにオーディンは、赤と白の服を着て「ほ~、ほ~、ほ~」なんて言ったりしませんよ。

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まとめ

今回はクリスマスツリーのことだけ書くつもりが、すっかり横道にそれてしまいました。

キリスト教を信仰している人は世界中にいて、それぞれが独自の文化や風習の中で行事を育て、行なってきました。しかもクリスマスは宗教の枠を超えて世界中に広まったので、それは本当に様々な顔を持っています。

クリスマスツリーも多種多様ですね。今はインターネットで世界中を飛び回れる時代です。世界中ののクリスマスツリーを見てみるのも、おもしろいと思います。

「クリスマスツリー」をいくつかの言語で。

英語:Christmas tree
ドイツ語:Weihnachtsbaum
ロシア語:Рождественская ёлка
フランス語:Sapin de Noël
スペイン語:Árbol de Navidad
クロアチア語:Božićno drvce
ポーランド語:Choinka
ハンガリー語:Karácsonyfa

ヨーロッパのアルファベット表記の言語のいくつかをピックアップしました(ロシア語以外)。クリスマスツリーを見たい場所の表記をコピペして、ネットで見てみてくださいね。

今年はあなたも、クリスマスの朝にツリーの下にプレゼントを見つけるかも。。。

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