本場ドイツのシュトーレンを作ってみたよ!

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ドイツのクリスマスにはなくてはならない、シュトーレン。ドイツのクリスマスケーキと言われていますが、ドライフルーツ入りの甘めのパン、と言ったほうが良いかもしれません。

今回私が作ったのは、ドイツのレシピの本格的なものですが、全然難しくありません(普通の家庭で作るものなので)。

日本で手に入れにくいハーブなどは省いてありますが、私の好みでドライクランベリーを入れました(昔ながらのシュトーレンにクランベリーは入っていませんが、最近はいろいろなバリエーションがあって入っているものもあります)。

自分で言うのもなんですが、おいしくできました。

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シュトーレンの材料

ドイツのレシピはどれも分量が多く、かなり大きいものができてしまいます。

シュトーレンはあまりたくさん食べられるものではないし、ドイツのようにクリスマスまで少しずつ食べるというのでなければ、分量を半分にするなどして、小さく作った方が良いかもしれません。

私はクランベリーを入れましたが、もちろん入れなくても良いし、オレンジピールやレモンピールが手に入りにくいなら、どちらかひとつでも良いと思います。

*材料*
薄力粉 500g
ドライイースト 7g
砂糖 80g
卵 1個
牛乳 150ml
バター(シュト―レンの生地に入れる分) 150g
塩 ひとつまみ
ラム酒 適宜
干しぶどう 200g
ドライクランベリー 100g
砕いたアーモンド 100g
オレンジピール 50g
レモンピール 50g
シナモン(粉) 小さじ半分

*焼き上がってから
バター 80g
粉砂糖 80g
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シュトーレンの作り方

1.干しぶどうにラム酒をかけてしばらく置きます。
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私は一晩おきました。ラム酒の量は「適量」(っていったいどれくらいでしょうね)。私は40mlの小瓶を器に入れたレーズンに振りかけて、全体に行き渡るように混ぜてから、ラップをかけました。

2.ドライイーストと砂糖を混ぜて、少し温めた牛乳を加えます。
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器にお砂糖とドライイーストを入れて混ぜ、そこに温めた牛乳(あまり熱くしないで「ぬるめ」に温めます)を入れて、溶かすように混ぜます。

3.2と小麦粉、バター、塩と卵をボールに入れて混ぜます。
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パンやお菓子の生地を作る(混ぜる)キッチン家電がある場合には、全部を一緒にボールに入れて混ぜます。

全部手でする場合には、室温で柔らかくしたバターをある程度クリーム状にしてから卵を混ぜて、そこに2と小麦粉と塩を入れるようにします(全部一緒に混ぜようとすると、結局きれいに混ざるまでに時間がかかります)。ある程度はヘラで混ぜて、あとは手で混ぜ(捏ね)ます。

4.すべての材料を一緒にしてこねて、30分寝かせます。
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3にラム漬けレーズン、ラズベリー、ピール、アーモンド、シナモンを入れて良くこねます。力技です。生地はかなり硬めなので、力がいりますが頑張って捏ねます。滑らかになったら、布巾をかけて30分置きます。

5.もう一度こねて、再度45分寝かせてシュトーレンの形を作ります。
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また捏ねて45分寝かせて、タネをボールから取り出してシュトーレンの形を作ります。シュトーレンの形に決まりはありませんが、この写真の形が典型的なシュトーレンの形なので、私もそうしました。この形にしなくても良いですが、あまり高さがない方が良いと思います。

6.オーブンのトレーにクッキングシートを敷きシュトーレンを載せ、170度のオーブンで45分焼きます。
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タネが硬いし、ベーキングパウダーを使っているわけではないので、ぶわーっと膨らむようなことはなく、巨大なクッキーのようにだんだん表面がきつね色になってきます。

7.焼きあがったら、すぐに溶かした熱いバターを周りに塗ります。
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熱い作業になるので気を付けてくださいね。シュトーレンも熱いし、バターも熱い。でも熱いうちに塗らないとうまくいきません。

8.粉砂糖を分厚くまぶし、熱いままの状態でアルミホイルで包みます。
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バターを塗ったシュト―レンに、今度は粉砂糖をこれでもかっていう位、たっぷりとまぶします。バターと粉砂糖で、シュト―レン全体を包むような感じにします。そして熱いまま、アルミホイルにくるみます。

9.何日か(我慢して)そのままにしておきます。

10.食べる前に、再度粉砂糖をふりかけ、薄く切ります。食べない分は、またホイルでくるんでおきます。
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召し上がれ~!
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シュトーレンの食べ方

ドイツでは、シュトーレンはクリスマスに食べるケーキではなく、アドベントからクリスマスまで少しずつ食べ続けるケーキです。

11月末に焼いて、クリスマスまで薄く切ったシュトーレンを食べて、クリスマスを楽しみに待つんですね。

生地自体はレシピを見てもわかるようにあまり甘くなく、卵もバターもそんなに使いません。

焼き上がりはかなり硬いのですが、それに溶きバターを塗って粉砂糖でくるみ、ホイルに包んでしばらく置くことで、だんだん熟成し味もまろやかに少し柔らくなります。

お菓子は焼き立てがおいしいことが多いですが、シュト―レンは日を置くことでおいしくなるんです。

重いケーキなので、かなり薄く切って食べます。水分の少ないお菓子なので、ホイップクリームを添えても良いですね。

シュトーレンをいつ食べるか、どうして長持ちするのかなどは、こちらに詳しく書いています。

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まとめ

ドライイーストを使うとなると何となく難しい感じがしますが、そんなことありません。基本的に、よく混ぜて、良く捏ねる、だけです。ケーキを作る時のように、バターをクリーム状になるまでよく練ったり、卵が分離しないように気を付けたり、泡立てたり、ということがありません。

ただしちょっと腕が疲れます。良く捏ねることがおいしく作るコツになります。

日持ちするのもポイントですね。焼いておけば、いつでも食べたい時に薄く切って、すぐに「いただきます!」です。

今年はシュトーレンを少しずつ食べながら、クリスマスを待ってみませんか?

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