クリスマスが近くなると、街の至る所に並んでムードを盛り上げてくれるのがポインセチアです。最近は色のバリエーションも増えてきましたが、やっぱり赤が一番クリスマスらしいですね。
緑の葉っぱと赤のコントラストが、いかにもクリスマスらしいですが、あの赤い部分は花ではなくて「苞葉(ほうよう」と言って、つぼみを包んでいる葉っぱです。
日本名は「ショウジョウボク(猩々木)」。猩々という伝説上の動物の、大酒飲みの赤い顔に似ているからだとか。クリスマスのロマンチックな雰囲気とはかけ離れた名前ですが、それはそれで面白いですね。
そのポインセチア、毎年のように手に入れては枯らしてしまっていませんか?どのように手入れをしたら良いのでしょう。来年もきれいに赤く色づかせることができるのでしょうか。
ポインセチアをクリスマスに飾るようになったのはなぜ?
そもそもポンセチアをクリスマスに飾るのはなぜなのでしょう。
ポインセチアはメキシコと中央アメリカが原産です。
17世紀にメキシコのフランシスコ修道院の僧たちが、この赤をキリストの血になぞらえて、お祭りなどで使うようになったのが始まりのようで、1800年代にアメリカ大使のPoinSett氏がメキシコから持ち帰ったために、この名前になって広まりました。
品種改良が進み、冬にもクリスマスカラーである赤と緑が鮮やかなため、クリスマスの飾りに欠かせないものになって行ったようです。
クリスマスに飾られるので北国が原産かと思いましたが、南国なんですね。
そういえばバリ島に行った時に、道端に咲く赤や白のポインセチアをたくさん見ました。いつもポインセチアを見るのは冬場なので、失礼ながら「場違い」という感じがしてしまいました。でも鮮やかな色は、南国の風景にマッチしていましたっけ。
ポインセチアの手入れの仕方
12月に入ると早速ポインセチアを飾って、クリスマス気分を盛り上げる人も多いと思います。でもそのポインセチア、ちゃんとクリスマスまできれいに育ってくれますか?
クリスマスの頃には葉っぱが落ちちゃってみすぼらしくなってきた、なんていう経験はありませんか?
前述のように、ポインセチアは暖かいところが原産なため、寒さには強くありません。冬は室内の、なるべく日の当たるところに置きましょう。
「日の当たるところ」で気を付けたいのが、冷える夜間にも窓際に置いておくことです。窓際は気温が下がるので気を付けてくださいね。
冬は休眠期間なので、水をあまり必要としません。水のやりすぎで、葉が落ちてしまうことがあります。土の表面がすっかり乾燥してから、たっぷり水やりをしましょう。いつも土が湿っている状態だと、根腐れを起こしてしまいます。
以上のことに気を付ければ、早々と買ってしまったポインセチアも、クリスマスまで元気に室内を彩ってくれるでしょう。
ポインセチアは多年草?また赤くなる?
クリスマスにムードを盛り上げてくれたポインセチアですが、その後どうしていますか?捨てちゃう?
ポインセチアは多年草なので、ちゃんと手入れをすれば毎年楽しむことができます。
冬は控える水やりですが、暖かくなってきたら外に出し水を切らさないようにします。春に切り戻しをすると、バランスのとれた形で育てることができます。切り戻しをしないと、どんどんひょろひょろ伸びて、あまり恰好が良くありません。もちろん切り戻した後は、新しい芽が伸びてくるはずです。
それで、じゃあ今年のクリスマスに赤く色づかせよう!と思うと、これは結構大変です。放っておいてもある程度の色は出ますが、お店で売っているような鮮やかな色にはなりません。
日の当たる時間が12時間以下にならないと花が付かない、花が付かないということは、つぼみを包む赤い部分も育たないということです。
日中はしっかり日に当てますが、9月位から夕方5時位から朝8時くらいまで、段ボールなどをかぶせて暗くします。そうすることで花芽が出てきて、色も付いてきます。
ちょっと面倒ですが、クリスマスに毎年、その前の年よりも一回り大きいポンセチアが飾れたら嬉しいですね。
ポインセチアを1年間放置しているとどうなるか
ポインセチアは毎年のようにクリスマス前に買って、クリスマスが終わると枯らしてしまうことが多いです。たいていは水やりを忘れてしまうんですね、ごめんなさい。
でも去年のポインセチアはちゃんと枯れずに、1年間部屋の中で元気にしていました。でも光の調整などは全然せずに、窓辺の明るいところに置いてありました。
そうするとどうなるか・・・
1年たって、今は再びクリスマス前です。このポインセチアが何色だったのかもわからない、見事に緑色の葉っぱです。何もしないと翌年のクリスマスにはこうですよ、という例として写真を置いておきますね。
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最近はいろいろな種類のポインセチアが出ています。クリスマスの飾りには、やはり欠かせないポインセチアですね。こちら!
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