水虫には「え?これが水虫なの?」という症状のものもあります。主にかかとに発症する「角質増殖型 」と呼ばれる水虫です。
でも、かかとが硬くなってひび割れる原因は水虫だけではありません。もしかして健康サンダルはいてますか?
かかとのひび割れ もしかして水虫かも
水虫というと、「指の間に湿っぽいグジュグジュな炎症を起こして皮がむける」という「趾間型 」が代表的なので、水虫のイメージからは遠いのですが、かかとが硬くなってひび割れて痛い、ということがあったら、もしかしたら水虫かもしれません。
かかとのこのような症状には、原因として、大きく「乾燥」「角質が厚くなる」「水虫」の3つがあります。
この3つを素人が見分けるのはかなり難しいと思います。ただ原因がわからないと、対策もできませんね。
水虫の場合には、冬の間にひび割れがひどくなり、夏になると治まることが多いです。乾燥が原因の場合も多少この傾向がありますが、水虫の場合にはひび割れの周辺に、鱗屑(りんせつ)と呼ばれる、角質が厚くなって剥がれたものが見られることが多いです。
もし指の方に水虫があるのなら、かなりの高確率でかかとのひび割れも水虫のせいでしょう。
一番手っ取り早いのは皮膚科に行って診てもらうことですが、もしそれができないなら水虫ではない場合のかかとのケアをしてみてください(下記参照)。そしてそれで良くならなかったら「水虫」かもしれません。
もし水虫が疑われるなら、市販の水虫薬では治りにくいので皮膚科に行きましょう。その分厚い硬くなったかかとの奥の方に白癬菌が潜んでいるのです。水虫薬を付けたぐらいでは、いかにも届かないし、効きそうにないですよね。
もちろん水虫なら、人にうつしてしまう恐れがあります。 鱗屑には白癬菌が潜んでいますが、これが剥がれ落ちてバスマットやタオルに付いて、他の人が踏んで・・・ということですね。
健康サンダル はいてますか?
もし健康サンダルを愛用しているなら、足底角化症(健康サンダル角化症とも呼ばれる)かもしれません。
健康サンダルって、あのいぼいぼが結構硬くて痛くないですか?
もちろん健康サンダルの効用を否定するわけではありませんが、健康サンダルの刺激が強すぎて、足底の皮膚が硬くなってしまうことがあるんです。見た感じが、水虫の「角質増殖型 」によく似ています。
人によっては健康サンダルのいぼいぼが強すぎて皮膚に傷がついて、その傷に白癬菌が潜り込んで水虫になる、ということもあります。
健康サンダルを履いていて、かかとにガサガサ・ひび割れがあるのなら、 足底角化症の場合が多いと思いますが、水虫になってしまっていることも考えられます。しばらく健康サンダルをはくのをやめて、かかとのケアをしてみて、それで良くならなければ水虫の可能性が高いですね。
かかとのお手入れ
かかとがガサガサでヒビが割れているけれど、水虫ではないと思う(水虫ではないと良いんだけどな・・・)なら、まずはかかとのお手入れをしてみましょう。
かかとがあまりに硬くなっているなら、少しけずると良いと思います。角質を削る、専用の道具がありますので試してみてください。
ただし削りすぎると、逆効果になります。皮膚が危機を感じて、余計に硬い皮膚を作ってしまうことがあるんです。ですので、程々に。
程よく削って少し柔らかくなったかかとになら、保湿剤やオイルが浸透しやすくなります。
お勧めは、「ワセリン」です。唇の荒れの記事にも書きましたが、ワセリンはお肌のトラブルにとって有力な助っ人です。お風呂上がりのかかとにワセリンを塗って、靴下をはきましょう。
ワセリンの代わりに、ココナツオイルも良いですよ。
翌日にはすでに肌触りが違うはずです。これを何日か続けると、かかとのガサガサはだんだん良くなって行くはずです。
これで効果がないなら、水虫の疑いが濃厚ですね。皮膚科に行きましょう!
まとめ
かかとのガサガサ・ひび割れは、不愉快なだけでなく、夏にサンダルがはけない!素足を人に見せられない!なんていうことになってしまいます。
水虫だったら、スポーツジムに行くのやプールに行くのも気が引けますね。
こういうことは思い立ったが吉日、すぐに行動に移しましょう。
そしてきれいなかかとになって、サンダルでさっそうと歩きましょう!
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