風邪や花粉症で鼻をひんぱんにかむと、耳の調子が悪くなることがありませんか?聞こえが悪くなったり、何かが耳に詰まっているような感じがしたり、ひどい時には痛みが出たりします。
そんな時にはどうしたら良いでしょうか?そうならないための予防策も考えてみました。
鼻をかみすぎて耳が詰まった感じになったり痛みが出た時の対処
鼻を頻繁にかんだり、強くかんだりすると、耳の聞こえが悪くなったり、ボワーンと飛行機に乗って気圧が変わった時のようになったり、耳に何かが詰まったような感じがしたりすることがあります。
小学校で習ったように鼻と耳はつながっているので、鼻に無理なことをすると耳に影響が出てしまうんです。
鼻を強くかむと耳(中耳)に圧力がかかってしまうことがあります。そうすると、まるで飛行機の離着陸の時のような状態になるんですね。
またそれによって、鼻水が(ばい菌がたっぷり入ったのが)中耳に入り込んでしまって、炎症を起こしてしまうことがあるんです。
まずただ耳がボワーンとした(ちょっと聞こえが悪いような)状態なら、つばをごっくんと飲み込むとか、飴をなめるとかしてみると良いと思います。あまり急激な耳抜きをしてしまうとかえって悪化してしまうことがあるので、気を付けてくださいね。あくまでも、ゆっくりゆっくりです。もちろん回復するまでは、鼻はかまないようにします。洟が出ても拭うだけにしましょう。
痛みがある場合には、痛みが出ている部分を冷やしてみてください。痛みがだいぶ引くのではないかと思います。鎮痛剤を飲むのも効果がありますが、風邪薬やインフルエンザの薬を飲んでいる場合には、同時に鎮痛剤を飲んではいけないこともありますので気を付けてください。
鼻をかまないからと言って鼻水をすすってしまうと、ばい菌を外に出そうとしている鼻水を中に取り込んでしまうことになります。これも耳に炎症を起こす原因になるんです。
いずれにしても、耳が聞こえにくいのが長引いたり、痛みが長引いたりしたら、耳鼻科に行って診てもらうようにしましょう。なかなか治らないのであれば、すでに中耳炎などになってしまっているかもしれません。特に頭痛がある時には、なるべく早く診てもらった方が良いですね。
耳鼻科の検査や治療は、想像すると何だか痛そうで行くのを躊躇してしまうかもしれませんが、普通はそんなことはありませんよ。
上手な鼻のかみ方
とにかく、ゆっくりやさしくかむことです。ち~ん!と勢いよくかんではいけないんですね。鼻水がきれいに出そうで(実際はそんなことはないのですが)、ついつい力を入れてしまいますが。
口から息を吸い込んで、鼻から息を出しながらゆっくり「じゅるじゅるじゅる」と、ちょっとのんびりすぎるくらいに鼻水を出すようにしてみてください。
両方の鼻を一緒にかむのではなく、片方ずつですよ!
ローションをしみこませてあるようなちょっと高級なティッシュを使って、鼻をかむことがストレスにならないようにする(鼻や鼻の下が痛くならない)工夫も大切ですね。
鼻のかみすぎで肌が荒れたりしていたら、こちらを参考にどうぞ。
鼻をかまずに鼻をすっきり!
鼻をかんでもすっきりしない、鼻をかんでも鼻づまりが治らない、という場合には「鼻うがい」を試してみると良いかもしれません。
私は「鼻うがい」を広める会会長になろうかと思う位、鼻うがいを気に入っています。毎晩、お風呂で鼻うがいしています。
洗面器に食塩を溶かしたお湯を入れて・・・というのは上級者で、鼻うがい専用の器具を使ったほうが良いと思います。ただし使う液は、普通の食塩水で問題がないと思います(もちろん専用の塩を使うと計量の手間が省けますね)。
使い方はこんな感じです。
この動画で使っているのは、これですね。他にも「鼻洗浄器」で検索するといろいろ出ています。自分の好み(と言っても、おしゃれなのはないですが)のものを使ってください。
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鼻うがいは気持ちが良いですが、一日に何度もすると鼻の粘膜のせっかくの機能を低下させる恐れがあるので、しても2回、通常は一日1回でしょう。
それと鼻洗浄器を使うと鼻の中に勢いよく塩水を入れることもできますが、鼻をゆっくりかむのと一緒で、鼻うがいもゆっくりを心掛けるようにします。鼻うがいの後は鼻をかみますが、鼻に入った塩水を出すのが目的なので、下を向いて塩水が流れ出てくるのをティッシュで押さえる、くらいの感じにします。
まとめ
鼻をかみすぎて耳に異常を感じて、それが長く続いたら、耳鼻科に行くようにしましょう。鼻をかむのをやめていれば、たいていは1~2日で良くなって行くと思います。
鼻をかむ時には、とにかく「やさしくゆっくり」です。
「鼻うがい」は鼻をかむ回数を減らしてくれるし、何より鼻がすっきりします。最初はちょっと海でおぼれたみたいな気がして、大変かもしれませんが、慣れれば大丈夫ですよ!
鼻をいたわってあげましょう!
鼻をかみすぎると鼻の下が荒れたり、痛くなったりしますね。その対処と予防策ならこちらへ。
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