ある調査によると、配偶者間ではほぼ50%が感染してしまうのだそうです。
家族にはうつしたくないですよね。
では、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
水虫を家庭内でうつさないために お風呂は大丈夫?
お風呂場は家庭内の水虫の感染場所No.1だと思われます。
白癬菌の繁殖場所の条件は「高温多湿」です。家の中で一番この条件に合っているのが、お風呂場なんですね。
正確には「脱衣場」ですね。
お風呂場の湯船に水虫の人が入れば(白癬菌はこの程度の熱では生きられるので)、お湯の中に白癬菌が存在することもあり得るのですが、その白癬菌がお湯から出ても誰かの身体に付着したままだというのはまず考えられません。お風呂に浸かっている間に、白癬菌が角質から入り込んで感染することも考えられません。
ただ浴槽のふちには注意してください。白癬菌は足以外にも感染することがありますから、水虫の人は絶対に浴槽のふちに足をかけないことです。浴槽のふちに白癬菌のついた角質(皮膚の一部)が残ってしまうと、その後に入った人が浴槽のふちに足をかけたり、腰掛けると感染してしまう可能性があるということになります。
お風呂場で感染するので一番多いのは、バスマットやタオルからです。
足ふきとタオルを共有するのは厳禁です。
水虫の人は、家族の中で最後にお風呂に入るのが良いのではないでしょうか。
洗濯は大丈夫?
普通に洗濯をしていればまず大丈夫です。水虫の人が使用したものを、別に洗う必要はありません。
白癬菌は洗濯をしている間に、洗い流されてしまうからです。
もし多少残っていたとしても、洗濯物は乾かしますから、乾燥に弱い白癬菌は生き残れません。
もし何となく不安なら、足ふきなどは60度以上のお湯ですすぎましょう。白癬菌は60度以上1秒間で死滅すると言われています。それかお日様にばっちり当てて乾かします。日光消毒ですね。
気を付けたいのは、洗濯をする前に白癬菌に手を触れてしまうことです。靴下や、タオル、足ふきなどを洗濯機に入れたら、手をきれいに洗いましょう。
お掃除は?
絨毯や玄関マットなど、水虫の足が直接触れるようなものは、念入りに掃除機をかけます。
玄関マットは、お天気の良い日に日干しすると良いですね。
畳、床なども、拭き掃除で清潔にしておくのが一番ですね。
畳以外の場所では、水虫の人はスリッパをはくようにします。もちろんスリッパは共用してはダメですね。スリッパも頻繁に洗うようにすると良いと思います。
靴の衛生にも気を付けましょう。お天気の良い日に靴を外に出して、乾燥させると良いと思います。ずっと靴箱の中に入れておくと、靴の中の湿気はなかなか抜けないものです。
手を洗う時は?
日常生活で、あまり神経質になるのも疲れてしまうものです。
神経質になるあまり免疫力が落ちてしまったり(免疫力が弱いと感染しやすい)、手や足をごしごし洗いすぎたりすると、逆効果です。
特に、手や足をごしごし洗うのは、皮膚のバリア機能を弱める上、肌が荒れて(細かい傷がついて)、余計に白癬菌に感染のチャンスを与えてしまうことになります。
「水虫の原因は何?どこで感染?症状は?治し方は?」でも触れましたが、傷があると白癬菌は短時間で角質の中に入り込んできてしまうんです。
洗う時には普通の石鹸で泡をたてて、優しく洗うようにしましょう。
まとめ
つい神経質になってしまいそうですが、ちょっとしたことに気を付ければ感染は防げるものです。
お風呂マットとタオルとスリッパは共用しない。
これが一番大切なことでしょうか。
早く治ると良いですね!
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