治安が良いと言われているヨーロッパなどでも、頻繁に発生するテロ事件。こわいです。。。
でも未知の国を歩くのは楽しいものです。海外旅行を中止するなんてイヤですよね。テロに遭わないためには、どのようなことができるか調べてみました。
海外旅行のテロ対策、旅行前にできること
テロはいつどこで発生するのかわからないものなので、完全に避ける手立てというのはないということになると思いますが、できるだけ遭わないようにするという対策は立てられます。
一番重要なのは、とにかく情報を集めることです。滞在先の状況はどうなのか、旅行時期や旅行先を決める前によく把握しておきましょう。
そのために真っ先に参考にしたいのは、外務省の海外安全ホームページです。ここではそれぞれの国の状況や、最近の事件や事故、流行している病気などについての情報が得られます。
ここでは地域海外安全情報として、地域ごとの危険度の指数がレベルで表示されています。
レベル1:十分注意してください
レベル2:不要不急の渡航はやめてください
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)
見てわかるように、たとえばテロが時々起きるヨーロッパはレベル1にもなっていません。危険地域になっていないからと言って、確実に安全だとは言い切れないわけですね。反対に、ここでレベル指定されているところは、かなり危ないということになります。
テロは地域によって起こす人(テロ組織)もいろいろですが、最近起きているテロで警戒しなければならないのは、やはりイスラム過激派のテロです。
イスラム過激派のテロは、イスラム教の祭日近辺に起きることが多いとされているので、その時期は旅行を避けるなどの対策をとることができます。
イスラム教の2大祭日は「ラマダン」と「犠牲祭( イード・アル=アドハー)」です。
「ラマダン」は、2017年は5月27日 から6月25日でした。2018年は5月16日から6月14日、2019年は5月5日から6月3日、2020年は4月24日から5月23日です。
「犠牲祭( イード・アル=アドハー)」の開始日は、2017年は9月1日、2018年は8月21日、2019年は8月11日で、4日間行われます。
海外旅行のテロ対策、旅行中現地でできること
現地でも一番重要なのは、情報収集です。海外では言葉の問題もあるし、外を歩き回ったりしているので近くで何かが起きても気付きにくいものです。
情報収集のためには外務省の「たびレジ」に登録しておきましょう(旅行前)。「たびレジ」の情報が、何かが起きた時に役に立つことは間違いありません。先日のバルセロナのテロ事件の際も、「たびレジ」で「テロ発生情報(テロ発生場所近辺から至急離れてください)」が配信されました。
たびレジについては、こちらで詳しく書いていますので参考にどうぞ。
現地で観光する時には、なるべく人込みを避ける、ということが言われていますが、これはなかなか難しいですね。観光地、ということは人が集まるということですから。
そして「周りの状況に気を配る」というのがとても大切になって来ます。交通事故やスリなどを避けるためにも、重要なことですね。イヤフォンで音楽を聴きながら歩く、などというのは危険を呼び込んでいるようなものです。
もし万一危険なことに遭遇してしまったら、とにかく一刻も早く逃げる、現場から遠く離れる、ということを心掛けてください。スマホで写真なんて撮っている場合じゃないですからね(これ、本当に危ないです)。
海外旅行のテロ対策、万一の時に備えて
海外旅行保険には、必ず入って出かけましょう。
もちろん保険に入ったからテロに遭わない、ということではないのですが。もしもの時のために、絶対に入ってくださいね。もちろんテロのためだけではなく、海外ではどんなことが起きるかわからないからです。病気に絶対ならない、なんてことも言いきれませんよね。慣れないところで、慣れない水を飲み、慣れない食事を食べて、終日歩き回ったりするわけですから。
海外保険も条件はいろいろで、テロ行為などで飛行機が遅れた場合などにも保証してくれることを明確に謳っている保険などもありますので、心配であれば加入時に確認をした方が良いと思います。
まとめ
海外旅行に出る前に、テロの心配をする気持ちは良くわかります。
でも実際のところ、海外ではテロよりも、スリなどによる盗難や、ケガなどの方が、ずっと危険性(確率)が高いと思います。
あまり心配し過ぎないで、でもできる対策はバッチリして、海外旅行を是非楽しんできてください!
海外旅行の便利情報をいろいろと書いています。一覧表はこちら。
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