国際線の飛行機に乗る時に通らなければならないのが、保安検査=身体検査と手荷物検査=です。
保安検査という言葉も何となく固くて、ちょっと緊張してしまいますが、要するに何も危ないものを持っていなければ全然問題ないので、大丈夫ですよ~。
でも事前にどんなことをするのか知っておいた方が安心ですよね。
今回は保安検査のうち、身体検査についてです。
国際線の身体検査で携帯やピアスは大丈夫?
保安検査では、バッグなどはカゴやトレイに入れて(手荷物検査)、自分は手ぶらで金属を探知するゲートのようなところを通ります。
この時に、金属類がポケットなどに残っていると機械が反応してしまい、反応したものを手荷物検査に渡して再検査(再度金属探知機をくぐる)するか、係員(同性)が小型の探知機や手で身体全体を検査する、ということになります。
どの程度のものを身に付けていても大丈夫なのかは、国や空港や時期によっても違いがあります。日本の空港の検査は、かなり緩いと思います。
基本的に、ポケットの中身は全部出して、手荷物検査のトレイ(バスケット)に入れた方が良いです。ハンカチやポケットティッシュなら大丈夫ですが、鍵や携帯、財布などは出しましょう。
ベルトのバックルも反応することが多いので、ベルトも外して手荷物検査の方に入れた方が面倒がなくて済みます。
コートやジャケットも脱いで、手荷物検査の方に入れます。
ピアスや指輪、ネックレスなどが引っかかることはまずありません。私はピアスをいつもしていますが、引っかかったことは一度もありません。ただ大きなものは引っかかることがないとは言い切れないので、飛行機に乗る時には小さなものにするとか、外してバッグなどに入れておいて保安検査の後に付ける、とかした方が良いかもしれません。
女性で髪をアップなどにしてピンをたくさん使っていたりすると、反応してしまうことがあります。和装で飛行機に乗る人はあまりいないかもしれませんが、和装用のアップの髪などはピンをたくさん使うことがあるので気を付けた方が良いですね。
もし探知機で引っかかってしまっても、危ないものを持っていない限り(って、持ってないですよね)心配することはないので、ピーッと鳴ったからといって慌てることはありません。ちゃんと検査し直してもらえば済むことなので。
国際線の新しい身体検査ボディスキャナーとは
最近は「ボディスキャナー」を備えている空港が増えてきています(映画のトータルリコールを思い出すのは私だけでしょうか?)。
ボディスキャナーは、身体のどこかに危ないものを隠し持って飛行機に乗らないようチェックするもので、身体全体をスキャンしてモニターに映し出すというものです。
今の技術では、すっかり裸の状態をモニターに映し出すことができるそうですが、そこはきっちりプライバシーを考えてくれています。係員が見るのは身体をイラスト化した映像になっています。何か不審なものを持っている場合、イラスト上に場所が示されるようになっています。
ボディスキャナーのところには、誘導してくれる係員がいます。自分の番が来たら係員の誘導に従って、所定の位置に立ちます。たいていは腕を直角に曲げて立つのですが、目の前にどのように立つのかがイラストなどで示されていることが多いです。
そのまま立っているとスキャナーがぐるっと回ってくれるところもありますが、自分がぐるっとひと回りしなければならないスキャナーもあります。
成田空港に導入されたものは、自分が回らなければいけない機種だということです。
どういうスキャナーなのかは、前の人を見ていればわかりますね。
これまでの身体検査と違うのは、反応するのが金属だけではないというところと、持っている場所が一発でわかるというところです。たとえばゴム製のピストル(なんていうものはないと思っていたのですが、最近は3Dプリンターでピストルを作れるのだそうですね)を持っていても、わかってしまうということですね。
身体検査がボディスキャナーの場合には、ハンカチでも何でも、とにかくポケットの中身は全部出して手荷物チェックのかごに入れた方が良いと思います。
空港の身体検査は海外の方が厳しい
上にもちょっと書きましたが、日本の空港の検査は、かなり緩い方だと思います。
海外の空港では、日本より厳しい傾向にあると思います。国によっても違うし、路線によっても違うし、時期によっても変わってきます。
テロ事件が起きた後などは、当然厳しくなります。
空港によっては、靴を脱がされるところもあります。普通の靴はOKでも、ブーツは脱がされるということもあります。
保安検査は、たいていどの空港でもチェックインして荷物を預けて、飛行機に乗る人だけが入れるエリアの入り口にあります。飛行機の行き先にかかわらず、保安検査を通るわけですが、この後に行き先によって(たとえば米国に行くような場合)、もう一度検査をされる場合があります。
海外の空港で、他の飛行機に乗り換える場合に、空港の外に出ていなくても、もう一度保安検査を通らなければならないことも良くあります。
まとめ
検査がどんどん厳しくなるのは、あまり気持ちの良いものではありませんが、それで安全が確保されるのなら仕方ありません。
保安検査場所は、どこの空港でもたいてい混んでいるので、前の人がどうしているか見て、同じようにすれば良いですね。
これはポケットに入れていて大丈夫かな、かごに出して荷物検査にした方が良いかなと迷ったら、出してしまいましょう。
身体検査に使われる機械(ボディスキャナー)などは、健康には害がないとされていますが、どうしても抵抗がある場合(妊娠しているとか、治療のために何かを身に付けていたりする場合)、申し出ると機械を使わないチェックに切り替えてくれることがあります。不安な場合には相談してみましょう。
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