節分には「恵方巻き」を食べるという人は多いでしょう。
コンビニでも、例年ものすごい売り上げらしいですね(毎年売り上げは伸びている)。
2008年には2月2,3日の2日間で、コンビニ大手3社で合計700万本の売り上げだったそうです。すごいですね。
ではその「恵方巻き」、どのようなもので、どう食べるのでしょう?
恵方巻きの起源は?
「恵方巻き」については、恵方巻そのものも、その食べ方も、いろいろな決まりがあるように言われています。
季節の習慣・行事の常で、地方や家庭によって違いがあるのかと思いましたが、「恵方巻き」については、古くからある習慣と言うよりは、ある特定の場所で行われていたことを、商魂たくましい人達が都合良く変化させながら広めて行った、というのが本当のようです。
もちろん「起源」と言われていることがないことはないのですが、どれもちょっと怪しいようで。。。
というわけで、これが正しい「恵方巻き」「食べ方」、というのははっきりとはないようなんですね。
そもそも「恵方巻き」という名前自体、かなり新しいもののようです。
もともとこの習慣(行事?)は大阪を中心に発展してきたものですが、「巻きずし」「まるかぶり寿司」「招福巻」「幸運巻」「開運巻き寿司」「太巻き丸かぶり」 と呼ばれてきました。
昭和の初めから「海苔協会」やら「寿司組合」が、販促活動をいろいろとしてきたようです。そして決定打が、近年のコンビニの販促事業でした。
これが大当たりをして、新しい日本の「行事」が全国に広まるようになったというわけです。
恵方巻きは太巻き?ロールケーキでもOK?
恵方巻きは「太巻き」というのが定説ですが、起源と言われているいくつかを見ると、特に太巻きでなくても良いようですね。
「巻き寿司」は「福を巻き込む」ということからで、巻き込む「福」は「七福神」から七種類が良いと言われるようになったようですが、これもどうも後付けの「縁起」のようです。また、「巻く」のが幸運を呼ぶなら、お菓子でも良いわけですね(現に恵方巻きスイーツが売られています)。
太巻きの形状を逃げた鬼が忘れて行った「金棒」に見立てて、「鬼退治」の意味も込められているという見方もありますが、これだってお寿司でなくても良いんじゃないかというわけですね。
また起源と言われているもののひとつには「お新香の巻きずし」というのがあって、これは細巻きのようです。
恵方巻きは黙って食べる?笑って食べる?
「恵方巻き」、細巻きでも太巻きでもロールケーキでも、どうやって食べましょうか?
縁起の良い食べ方がいろいろ言われていますが、まずは基本です。
その年の「恵方」の方角を向いて食べる
2016年は「南南東」です。
やはり「恵方巻き」を食べるなら、これだけは守りたいですね。
その年の幸運を司る「歳徳神様」がいらっしゃる方向を向いて、幸運を願いましょう。
それ以外に言われている食べ方ですが、考え方次第かと思います。
切らないで丸かじりする
縁を切らないという「縁起担ぎ」です。太巻きだったら、一本一気にはなかなか食べられないんじゃないでしょうか。切らなければ時間をかけて食べても良いような気がします。
細巻きだったら行けますかね。調理段階で小さく作ってしまうという手もありますね。
黙って食べる
これは願い事をしている間、何もしゃべらないということなのではないかと思います。この願い事は、他言無用だとか。
お祈りをしている間だけはしゃべらないようにしましょうか。
笑いながら食べる/食べ終わったら笑う
笑いながら食べるのはなかなか難しいかもしれないですね。食べてから笑うのだったらできますね。
いずれにしても「笑う門には福来る」です。
まとめ
さあ、今度の節分、あなたはどんな「恵方巻き」をどんなふうに食べますか?
いずれにせよ、節分、新しい年が始まると言われる春分の日の前日です。
「歳徳神様」に失礼のないようにして、次の一年が幸せであるようお願いしましょう。
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