桃の節句のお祝い、両親を招いての食事会は、いつ、どこで、どのように開くのが良いのでしょうか?
忙しい現代社会では、3月3日にみんなが集まるというのは、なかなか難しいですよね。
桃の節句のお祝いは3月3日以降にしてはいけないの?
お雛様をいつまでも飾っておくとお嫁に行き遅れる、というのを聞いたことがありませんか?
ということは、桃の節句は3月3日以前にお祝いして、その日が過ぎたらさっさと片付けなければいけないということになるのでしょうか?
初節句で、ご両親を招待して食事会などをする場合には、日時の調整が大変ですね。全員が揃う日となると、週末になってしまうこともありますね。
どうしても3月3日以前の週末には出席できない人がいるという場合には、どのようにしたら良いのでしょう?
そもそもこの「お雛様をいつまでも飾っておくとお嫁に行き遅れる」というのは、物事が終わったら速やかに片づけをしましょうという「躾け」の意味が込められているのです。ですからそんなに気にしなくても良いのではないかと思います。
それよりも、みんなが揃ってお祝いができたほうが、お祝いされる娘さんにとっても幸せなことなのではないでしょうか。
地方によっては、桃の節句は4月3日に祝うというところもあります。
3月3日以降にお祝いをする場合には、「旧暦でお祝いをする」と考えたらいかがでしょうか?
元々は旧暦でお祝いしていたことですし、その頃の方が陽気も良くなり、桃の花も咲きますね。
それでもその地域や家族によって、従ったほうが良い決まり事や慣習がある場合がありますので、ご両親に確認を取りましょう。
もし3月3日以降にお祝いすることに眉をひそめられるようなことがあれば、3月3日以前の皆が集まれる遅い時間に夕食会をするなど、調整をした方が良いかもしれませんね。
早生まれの場合はどうする?
誕生日が1月とか2月の早生まれの場合、初節句はいつお祝いしたら良いでしょうか?
まだお食い初めもしていないような赤ちゃんに、初節句のお祝いは早過ぎますね。
ママもまだ出産したばかりで身体を大事にしなければいけない時期です。それでなくても赤ちゃんの世話で、寝不足になったり神経質になったりする時期でもあります。
雛飾りも、たいていは1月から2月にかけて購入するものですから、女の子が生まれてから慌てて購入するというのは避けたいですね。
早生まれ(その年になってから生まれた子)は、翌年に初節句をお祝いすることが一般的ですが、このようなしきたりも地域差があって、節分の前後で区切るところもあるので、翌年にしたい場合には双方の両親に確認を取るようにしましょう。
ひな祭りのお祝いはどこでする?
桃の節句のお祝い会は、通常初節句を迎える女の子の両親が主催します。
雛飾りは、母方の実家から贈られるのが一般的だと言われていますが、お家の事情で父方の実家から贈られることもあるでしょう。
また家の広さなどの都合などで、お雛様を母方の実家、もしくは父方の実家に飾るということもあるようです。
ひな祭りの主役は、もちろん節句を迎える女の子ですが、雛人形はその節句を祝う大切なお飾りとなりますので、お祝いの会は雛飾りのある場所で行うことが多いです。
雛人形が両親どちらかの実家に飾られているなら、そちらがお祝いの場になるということですね。
初節句を迎えるお子さんもまだ小さく手のかかる時期ですので、自宅でのお食事会は負担が大きくなります。レストランやお料理屋さんでお祝いをされる方も多いですね。
お雛様を飾っている自宅では、親子だけで気楽にお祝いすれば良いですね。
ただ外でのお食事、特にひな祭りの特別メニューなどを用意しているレストランに行くとなると、かなりの出費になってしまいます。
まとめ
娘さんの初節句、おめでとうございます。
お子さんが生まれると何かとイベントが続きますね。遠慮しないで周りの協力をお願いし、なるべく負担にならないように過ごしましょう。
娘さんの健やかな成長をお祈りします。
コメント