端午の節句と言えば「菖蒲湯」ですね。
試したいけれど、気になるのは「アレルギー持ちでも大丈夫？」というところです。
入浴剤は使わないことにしている私にも、菖蒲湯は大丈夫なのでしょうか？
菖蒲湯はアレルギーを起こす？
菖蒲湯に使う「菖蒲」は、花のきれいな「花菖蒲」とはまったくの別物なのですね。
菖蒲はショウブ目ショウブ科ショウブ属、花菖蒲はキジカクシ目アヤメ科アヤメ属です。
庭に咲いている花菖蒲を切ってきて、お風呂に入れたりしないようにしてくださいね。
菖蒲は、端午の節句が近付くと花屋さんやスーパーなどで束にして売っているので、それを買ってくるのが一番簡単です。
それで肝心のアレルギーですが、まず心配ないようです。
アトピーがあっても大丈夫で、むしろショウブには保湿効果もあるので肌の調子が良くなるかもしれません。
赤ちゃんにも大丈夫ですよ。
↓これは「花菖蒲」です。菖蒲湯のショウブとは別物。
アトピーや乳児湿疹が出ている場合は？
でも、アレルギーのある人、アトピーのある人は経験上わかっていると思いますが、「絶対大丈夫」ということはないということです。
体調や肌の調子、時には気分的なことによって、大きく違うんですね。気にしすぎると、「もしかして痒いかも」と思ったりしますよね。
菖蒲湯に入って、「おかしいな」と感じたらすぐに出て、シャワーで身体全体を洗い流しましょう。
また、すでにアトピーや乳児湿疹の炎症がひどく出ている場合には、アレルギーが出なくても刺激を受けてしまうことがありますので、お風呂に入る前に身体の一部で試してみるか、きっぱり今年は諦めたほうが良いと思います。
炎症があると少しピリピリと刺激を感じたりすることもあるようです。
それでも、初節句なのでこれからの健やかな成長を願うためにどうしても菖蒲湯に入れたいというような場合には、菖蒲湯のお湯を炎症の出ていない部分にちょっとだけ付けてあげるなどで、入浴の代わりにしましょう。
そして頭にショウブの葉っぱをくるっと巻いてあげると、健康に過ごせて頭も良くなると言われていますので、お風呂の外で巻いてあげましょう。
菖蒲は念入りに洗って
「菖蒲」自体には、アレルギーを起こす作用は確認されていません。でも「菖蒲湯」にするなら、気を付けたほうが良いことがあります。
菖蒲に農薬などの化学物質がついていないかということです。ショウブ自体にアレルギー反応を起こさなくても、農薬などが残留しているとそれに反応してしまうことがあるからです。
スーパーなどで売っている「菖蒲」は、どのような所でどのように栽培されているものなのかわからないので、買ってきたものは念入りに洗います。
もちろん虫などが付いていないかもチェックしますが、念入りに洗えば虫も取れてしまいますね。
無農薬の野菜ショップや植物／花を扱っているお店／農園で、無農薬のショウブを取り扱っているところがあるので、心配であればそのようなところから取り寄せると良いと思います。ネットで「無農薬 菖蒲湯」と検索すると、いくつか出てきます。
心配だからと言って、根元の汚れているところを切り取ってしまうと、せっかくの菖蒲湯の効果が半減してしまいます。きれいに洗って、根元の部分は取らないようにしてくださいね。
まとめ
菖蒲湯にはリラックス効果もあります。あまり神経質になると逆効果になってしまいますね。
基本的には菖蒲湯はアレルギーには安全なので、家族みんなで楽しみたいものですね。
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