外に出る時には日傘をさしたり帽子をかぶったり、日焼け止めクリームを塗ったりしますが、部屋の中にいる時には何もしなくて大丈夫なのでしょうか。
今回は部屋の中での紫外線について、考えてみました。
部屋の中の蛍光灯やLED照明から紫外線は出ている?
外出する時には万全な紫外線対策ですが、部屋の中では、大丈夫?
照明器具から紫外線が出ているという話しも聞きますが、もしそうなら家にいても一日中日焼け止めクリームを塗っていないといけないのでしょうか。
確かに照明器具の中には、紫外線を出すものもあります。たとえば「蛍光灯」からは、微弱ながら紫外線が出ています。でも通常は(絶対に紫外線に当たってはいけない病気などを持っている以外は)、全然問題にならないレベルです。
最近主流になっているLED照明では、紫外線はほとんど(まったくではないのですが)出ません。
紫外線は、カーテンや絨毯、服などの色が褪せる原因になります。博物館などの展示物や、商店などの照明近くにある商品の色褪せなどの問題を起こしてきたのですが、LED照明に換えることでこういうことがなくなりました。
照明に集まって来る虫たちも、あれは明るいからというのではなく、紫外線に集めってきているんですね。明るさは同じでも、LED照明には虫がほとんど集まって来ません。
ごく微量でも紫外線が出ているんだ・・と蛍光灯が気になっていたのなら、LED照明に換えることで解決ですね。
でも照明からの紫外線問題が解決したからと言って、家の中での紫外線については全く考えなくても良いかというと、そうは行かないんです。
やはり太陽光の紫外線には、家の中にいても気を付けた方が良いんですね。日中(照明を付けずに)家の中が明るいなら、太陽光線のおかげということになります。窓から直接日光が差し込まなくても、どこかに反射した日光とか、何かで拡散した日光などが、部屋の中に入ってきていて、それにはやはり紫外線が含まれているんです。
部屋の中での紫外線対策
というわけで、照明器具からの紫外線は気にしなくて大丈夫ですが、やはり太陽光は気を付けた方が良いんです。
でも家にいる時にも日焼け止めクリームを塗るなんて、イヤですよね。ベタベタするし、第一肌に負担になってしまいます。
そこで考えたいのが、「家の中に紫外線を入れない!」ことです。
紫外線は「不可視光線」で目に見えないのが厄介なところです。
紫外線のUV-Bはガラスが遮ってくれるのですが、肌の老化を促進すると言われているUV-Aは、ガラスを通ってきてしまいます。
カーテンを紫外線対策のものにするとか、UVフィルムを窓ガラスに張るなどして、紫外線防止を考えたほうが良いですね。
遮光カーテンというのがありますが、これは「光-可視光線-を遮る」ことを目的としたものなので、紫外線に対しての効果は認められていません。それに遮光カーテンをすると部屋が暗くなってしまいます(しかも紫外線は入ってきているかもしれません)。カーテンなどを選ぶ時には、きちんと「紫外線」とか「UV」を、どれくらい遮ってくれるものなのかを確認した方が良いですね。
下記の記事にもう少し詳しく書いていますので、読んでみてくださいね。
窓ガラスは紫外線を遮る?遮光カーテンの効果は?カーテン以外の対策は?
まとめ
照明器具でもLED照明なら、ほとんど紫外線は出ていません。蛍光灯からは微量の紫外線が出ていますが、こちらも紫外線対策をしなければいけないほどの量ではないようです。
でも部屋の中でも、「太陽から」の紫外線には気を付けたほうが良いようですね。
あまり外に出ないのに肌がくすんだり「しみ」ができて、などということにならないように注意したいものです。
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