立ち上がる時や歩きだす時に股関節が痛くなる、ということはありませんか?年齢と共に、いろいろと故障が出てきますが、この股関節の痛みもそのうちのひとつかもしれません。
股関節が痛いと歩くのも億劫になって、それも健康に良くありません。何か対処法はないでしょうか?
中高年の女性が股関節の痛みを感じた時に疑われる病気
股関節が痛む病気はいろいろありますが、中高年の特に女性が、動き出す時に(立ち上がる時、歩き出す時など)に股関節に痛みを感じるなら、「変形性股関節症」である可能性が高いと思います。
年齢と共に関節のクッションがすり減ってきて、関節が滑らかに動かなくなるために痛みを感じるんですね。
そう聞くと「歳かあ・・・」とがっくりきてしまいますが、何もしなければ悪くなって行くだけです。だからと言って、薬を飲むとか(薬は痛みを抑えるだけで、変形性股関節症を治すものではありません)、手術だとか、そんなことはなるべくしたくありません。
初期であれば、日常生活で股関節に負担をかけないように気を付けるだけでも効果はあるし、簡単にできるストレッチなどもあるので、ご紹介します。
股関節に負担をかけない体重と生活
まずは「股関節に負担をかけない生活をすること」です。
これは言うのは簡単だけれど、すごく難しいのかもしれませんが、体重を減らしましょう!。ある程度の年齢になると、体重が増えてきてしまうのは仕方のない面もあるのですが、体重が増えて行って良いことってあまりないですよね。
体重が増えると膝への負担も大きくなりますが、股関節への負担も同じことです。上半身の体重が股関節にかかってくるので、体重が増えてくれば負荷も大きくなって行くのは言うまでもないことですね。
股関節に負担をかけない生活というのは、「歩かない」とか「動かない」ということではなく、たとえば和式トイレは避ける、というようなことです。正座するよりも椅子に座った方が良いし、お布団を敷いて寝るよりベッドの方が負担がかかりません。股関節には、洋式の生活の方が和式よりも良いようです。
どれくらい歩くと痛みが出るのかなど、自分の股関節の状態を知ることも大切です。たとえば15分歩くと痛くなるなら、痛みが出ないうちに休憩を取る、というようなことですね。
どのような体勢になった時に痛みが出るかも把握しておいて、なるべく避けるようにしましょう。お風呂に入る時に右足から入ると痛いけれど、左足からなら痛くない、というようなことです。
股関節の痛みを抑える体操
股関節に負担がかかるのは、筋肉が硬くなっていたりすることも原因のひとつになります。
自宅で簡単にできる体操やストレッチなどが紹介されているので、やってみると良いのではないかと思います。間違った方法で身体を動かすと逆効果になることがありますので、参考にするのはきちんとした整体や整骨院などの先生が紹介しているものを選ぶと良いと思います。
参考までにいくつか貼っておきますね。
体操やストレッチで重要なのは、無理をしないということです!
まとめ
いつまでも元気で活動的でいるには、それなりに生活に気を付けて、体重を減らしたり、体操をしたりという努力が必要になって来ますね。
ちょっと面倒ですが、まだ初期のうちに何らかの手を打って進行を食い止めたいものです。歩きたくない、動きたくない、という状態になるとどんどん身体も心も年を取ってしまいますよ。
ここでは、股関節の痛みの原因で一番多い「変形性股関節症」について取り上げましたが、原因は他にある場合もあります。「どうもちょっと違う」と感じたら、まずは専門医(整形外科)に行って診てもらいましょう。
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