秋にくしゃみ!風邪?いえ、もしかすると花粉症かもしれません。
秋にも花粉症があるんですよ。代表的なのは「ブタクサ」ですが、「セイタカアワダチソウ」と混同されているようです。ブタクサってどんな植物でしょう?
ブタクサの花粉症に付いて調べてみました。
秋にくしゃみ!花粉症かも!代表的なのはブタクサ
秋にくしゃみが出たとなると、花粉症の季節じゃないから風邪だろう、と思ってしまうかもしれませんが、秋にも花粉症があるんです。くしゃみが出るのに熱もないし、いつもの風邪の時に出るような他の症状がないなら、花粉症を疑ってみると良いかもしれません。
秋の花粉症の代表選手と言えば「ブタクサ」です。「ブタクサ」って、またちょっとかわいそうな名前ですが、どんな草なのでしょう。
ブタクサはその名の通り「草」なので、春の花粉症の王様「スギ」などと違って丈も低く、花粉の量も少ないしそんなに遠くまで飛びません。だからブタクサの近くに行かなければ花粉症も出ないということで、ブタクサの花粉対策としては「近付かない」というのが一番です。
残念ながら繁殖力が強いので、「どこにでも生える」んですね、この草。道端、空き地、河川敷、地面があればどこでもOKなんです。
花粉が飛ぶのは8月末から10月初めにかけてです(関東地方)。北海道には自生していないようですし、東北にもあまりないようです。スギなどに比べると、幸い花粉の飛ぶ期間は短いです。
イラストは「ヨモギ」です。「ヨモギ」も「ブタクサ」もキク科で、ヨモギで花粉症を起こす人も(ブタクサよりは少ないですが)います。
ブタクサはセイタカアワダチソウとは別物
花粉対策として「近付かないのが一番」な「ブタクサ」、近付かないためにはどんな草なのかを知っておかなくてはいけません。
この「ブタクサ」、なぜか「セイタカアワダチソウ」と混同されることが多いんです。どうしてでしょうね。繁殖力が強くて外来種である、という共通点があるからでしょうか。ネットで検索しても、「ブタクサ」の写真として、「セイタカアワダチソウ」の写真がたくさんヒットします。
「セイタカアワダチソウ」は黄色い花が派手で目立ちますが、「ブタクサ」は花は黄色いけれどくすんだ色であまり目立ちません。ちょっと地味な草なので、え~そうなのかあ、わかりにくいな~・・・この草(セイタカアワダチソウ)がちょっと似た感じだよなあ、同じようなものなんじゃないかなあ・・・なんていうことで、誰かが(複数の人かもしれませんが)間違って流した情報が、どんどん広まったのかもしれません。ネットの情報には、気を付けないといけないですね。
ブタクサの掲載できる写真が見つからなかったので、ウィキペディアのリンクを貼っておきます。ここに写真が載っていますので、確認してください。ね?セイタカアワダチソウとは別物でしょう?
ちなみに「セイタカアワダチソウ」は、花粉が飛ばない(ミツバチなどによって受粉してもらう)ので、花粉症の原因にはならないんです。「セイタカアワダチソウ」が生えると他の植物が生えないため悪者扱いされていますが、植物そのものとしては薬効があったりしてそんなに悪い草ではないようです。
アレルギーの原因を突き止める!
花粉症はある日突然発症するので、去年まで大丈夫だったから、といって安心していられません。でもだからと言って、「花粉症になるかも」なんていつもおびえて(?)いる必要もありません。
花粉症が疑われるなら、まずは専門医に行ってちゃんと診てもらいましょう。アレルギー(花粉症含む)は、まずそれを引き起こす原因を突き止めることが大切だからです。
花粉症だと思っていたのにハウスダストアレルギーだった、なんていうこともあるかもしれません。花粉症だと思って外でマスクをしていても、ハウスダストが原因なら、まったく間違った対応をしているということになりますね。
花粉もその年によって飛ぶ量も時期も違いますし、体調などによって症状が強く出たりそうでなかったり、といろいろです。最近では良い薬も出ていますし、面倒がらずにちゃんと自分の身体に何が起きているのかを把握しましょう。
まとめ
春に散々苦労した花粉症が、秋にもあるなんて!困ったことですが、くしゃみが出るなら仕方ありません。
それにスギ花粉に比べれば、ブタクサ花粉は大量に飛ばないだけマシなのではないかと思います。
まず敵を知る、そして、あまりひどくなりませんように・・・
花粉症の対策は下のリンクを参考ししてくださいね。
花粉症対策 外出時は?室内に入れない工夫は?体に入れない工夫は?
********
コメント