暑い季節になると、熱中症で搬送された人数などのニュースを耳にするようになります。
熱中症は、炎天下で運動をしてなってしまうイメージがありますが、実は搬送される人の約半分は室内で発症してしまうんです。室内で発症しやすい場所、その原因と対策について考えてみました。
室内で熱中症が起きやすい場所―寝室
室内で熱中症が発生しやすい場所のひとつが「寝室」です。これは部屋の構造ということではなくて、寝ているうちに体内から水分が失われて熱中症が発症しやすくなるということです。
また寝室は夜は扉を閉めていることが多いと思います。夜の間空気が動かず、人がいることで湿度も気温も上がってしまうことになります。
寝ているうちに室温と湿度が上がり、身体の水分も失われることが熱中症を引きおこす・・・ということは、対策としては、室温と湿度があまり上がらないようにすることと、水分補給を十分にする、ということになります。
寝室の温度や湿度が上がらないように調整すること。ということは窓を開けるとか(高層階の場合。3階より低い場合には安全面からやめた方が良いと思います)、クーラーを入れるということですね。水分補給は、もうこれは水を飲むしかないわけですが、寝る前に白湯を飲んだり、枕元にペットボトルなどを置いておいて目が覚めた時に少し飲むようにすると良いと思います。
夜中にトイレに行くのが嫌で水分をあまり摂らない、というのは熱中症を自ら招いていることになります。寝ている間には、汗や肌からの蒸発で、どうしても水分は失われてしまうものです。熱中症になるよりは、夜中にトイレに行く方がまだマシ、ではありませんか?
室内で熱中症が起きやすい場所―トイレとリビング
熱中症が発生しやすい場所のもうひとつは「トイレ」です。狭い空間で空気も動かず、普通トイレには冷房も入れませんから、室温も高いことが多いです。トイレはさっさと済ませましょう、というわけにも行かないので、それなりの工夫をする必要がありますね。
窓があるなら開けて、風通しを良くする。でも真夏にはそれでは足りないと思うので、小型の扇風機を置いておくか、置き場所がなければ、クリップのついた小型のものをどこかに取り付けるのも良いかもしれません。せめて換気扇があれば、それは動かしておきましょう。
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そしてもうひとつの発生しやすい場所が「リビング」です。リビングにいる時間は長いので、発生件数も多いということになるのだと思います。
他にも熱がこもりやすいお風呂場や台所などでも発生しやすいですが、結局室内で空気が流れず、高温になりやすく、湿度も高くなりやすい場所は、要注意ということになります。
室内での熱中症を防ぐには
室内での熱中症を防ぐには、「エアコンを使いましょう」、これが一番です。
どんなに室温を上げないための工夫をしても(たとえばこんなこと)、毎日が真夏日で熱帯夜が続くようだと限界があります。特に夜間にも気温が下がらない都市部に住んでいる場合には、エアコンは必要になりますね。
エアコンで気温と湿度を、うまく調節するようにしましょう。
そして水分を摂取することです。普通に食べているのなら、特別なものを飲む必要はありません。ただ汗をすごくかいたような時には、水だけではなく少しの塩分と少しの糖分を一緒に摂るようにしましょう。
飲み物についてはこちらを参考にしてください。
まとめ
室内でも熱中症は発生する、ということをちゃんと覚えておきましょう。
ポイントは「気温」と「湿度」、そして「水分の摂取」です。
暑い時には無理をしないようにしましょう。
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