水虫の原因は何?どこで感染?症状は?治し方は?

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水虫!

ちょっと恥ずかしいから大きな声では言わないけれど、水虫で困っている人はとても多いです。

水虫の原因は何でしょう?症状は?

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水虫の原因は何?どこで感染?

「私、水虫なの」と人に言うのは、なかなか恥ずかしいものです。

どうしてでしょうね?名前に「虫」が付きているのもいけない気がするし、何となく清潔にしていないと感染してしまうというイメージがあるからでしょうか。

でも実際には、清潔にしていても水虫になってしまうことはあるんです。

水虫は人から感染するものですから、どこかで人からもらっちゃった、ということが多いと思います。

私は毎日銭湯で全身きれいにしています、という人が感染したりしますね。そう、銭湯でもらっちゃうことは多いと思います。

プールとか銭湯とか温泉とかスポーツジムとか、素足で人が歩いたところを自分も素足で歩くのが、一番感染経路としては多いのではないかと思います。水虫の菌(白癬菌 )を踏んでも洗えばすぐに落ちてしまうので、一番危ないのは湯上り、シャワーの後の足ふきです。

もちろん家でもそうですね。家族の誰かが水虫なら、お風呂マットなどから感染してしまうことがあります。

水虫を持っている人からはがれ落ちた皮膚の一部(角質 )に白癬菌が生きていて、それに触れてしまうことで感染するのですが、ちょっと肌に触れただけでは感染しません。傷も何もない肌であれば、菌はなかなか角質から入って来られず、感染もしないんです。

肌が荒れたり傷がある場合に、角質に入り込み、感染してしまうんですね。それでもそんなに素早く入って来られるわけでなく、かなりの時間がかかる上、そこが白癬菌にとって居心地が良い(繁殖しやすい)環境だった場合にのみ起こります。

白癬菌が繁殖しやすい環境というのは、「高温多湿」です。汗や汚れも、白癬菌にとっては繁殖しやすい環境になります。

水虫になりやすいのは:
*革靴を一日中はいている(靴の中が蒸れた状態=高温多湿の環境)。
*足の指と指がくっついた状態になっている。
*汗っかきで、脂性である。

こういう状態でも、毎日きちんと寝る前に足を清潔にしていれば、感染はほぼ予防できます。

でもお風呂上がりに足ふきマットなどで白癬菌をもらってしまうと、本人はお風呂で自分の身体が清潔になったと思っているわけですから、そのまま寝てしまって、翌日は高温多湿環境の靴を一日中はいてしまう、ということが起きてしまうのです。

お風呂でせっかくきれいになっても、その後で菌をもらってしまっては、お風呂の効果半減ですね。

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水虫の症状って?

白癬菌は足だけではなく、手や体にも感染します。でもそれはほんの1割程度、9割近くは足への感染です。最初の章で書いた通り、白癬菌は角質にもぐりこんで繁殖する環境になって初めて炎症を起こすので、手や体にはほとんど感染しません。白癬菌にとって、靴は大きな味方なわけですね。

というわけで、ここでは足の水虫についてのみ書いていきます。

水虫の症状は3つに分けられます。

*趾間型 :代表的な指の間に見られる水虫です。特に中指と薬指の間に発症しやすいようです。赤くなって湿っぽくなったり、白くふやけたりしますが、あまり痒みはありません。

*小水疱型 :土踏まずのあたりに小さな水疱ができて、かなりかゆみを伴います。

*角質増殖型 :かかとが硬くなってひび割れたり、白っぽく粉が吹いたようになったり、強い乾燥状態になります。

水虫というと、だいたい指の間のグジュグジュの炎症を思い浮かべますが、かかとのひび割れの場合もあるんですね。

これ以外に爪に感染する場合があります。爪が黄色や白っぽく濁った色になって、変形したりした場合は感染の可能性があります。


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水虫の治し方は?

足裏に感染して、それが確実に水虫なら、市販の「水虫薬」を試してみましょう。

「確実に」と書いたのは、足裏の炎症だからと言って水虫とは限らないからです。もしかしたら靴下などにアレルギーを起こしているかもしれませんし、汗が原因の湿疹かもしれません。他の「菌」が原因の場合もあります。

「水虫薬」をしばらく使って効果がないようなら、皮膚科に行って診てもらいましょう。

「そうだ、この前湿疹が出た時に使った薬が効くかも」などと考えるかもしれませんが、逆効果になる場合があります。ステロイド薬なら悪化しかねません。手持ちの薬、特に医師に処方された薬は慎重に使うようにしましょう。

水虫は治るのに時間がかかるので、ちょっとした忍耐が必要です。使い始めて2週間くらいすれば効果が表れてきますが、白癬菌は角質の奥の方に潜んでいるので、すぐに薬を使うのをやめたりしないようにしてください。治ったなと思ってから、さらに1ヶ月は使い続けましょう(トータルで最低でも2ヶ月は使い続けることになると思います)。

もちろんその間、足を清潔に保つことは言うまでもありません。

水虫治療にはいろいろな民間療法が知られています。代表的なのは木酸酢や食酢を使ったものでしょう。効果は人によって違いますし、使い方にもよるかと思います。水虫は当人が不愉快なのはもちろん、家族などにも感染させる可能性が高いですね。感染の一番の原因である「角質が剥がれる」状態からは、なるべく早く抜け出せた方が良いかと思います。やはり確実な「水虫薬」で抑え込み、それからもしかしてまだ角質の中に潜んでいるかもしれない白癬菌を完全に死滅させる目的や、再発予防の目的で民間療法を取り入れてみるのも良いのではないかと思います。

白癬菌が爪に感染した場合には、皮膚への感染と同じ方法ではなかなか治りません。爪水虫に関してはこちらに詳しく書いています。
爪水虫の症状は?治療法は?爪白癬以外に爪の異常は?

まとめ

たくさんの人が悩んでいる水虫。薬局で「水虫の薬ください」と言うのも、何となく気恥ずかしい感じがしてしまいます。

でも、毎日お風呂に入って清潔にしていても、ちょっとしたことで感染してしまうことがあるんですね。だから恥ずかしがらずに、「足の裏がおかしい」と思ったら、すぐに治療を始めましょう。軽いうちに治療を始めた方が良いのは、どの病気でも同じです。

健康な足で、楽しい夏をすごしましょう!

水虫の予防 感染場所は?足の手入れは?靴の管理は?

水虫を家庭内でうつさないためにお風呂は?洗濯は?掃除は?手洗いは?

爪水虫の症状は?治療法は?爪白癬以外に爪の異常は?

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