風邪をひいた時には、何を食べて、何を飲むのが良いのでしょう?
地域によって、家庭によって、いろいろな食べ物が挙げられるのではないかと思います。
よく聞くのは、りんご、でしょうか?
風邪の時に食べると良いと言われているものは?
風邪をひいた時に食べたり飲んだりすると良いと言われているものは、やはり身体を温める効果のあるものが多いですね。
ショウガ湯
生姜は身体を温めることで有名です。すった生姜にお湯を注いで、はちみつを加えたもの。お湯ではなく番茶かほうじ茶を注いだり。葛湯に生姜を加えたバージョンもあります。
ネギ味噌
ネギを刻んで生味噌を加えお湯を注いだもの。ネギが生なら、お味噌も生で、火にかけない(煮ない)で作ります。身体が温まります。
はちみつレモン
はちみつに生レモンを絞ってお湯を注いだもの。身体が温まるし、ビタミンCたっぷり。
桃缶/バナナ
桃の缶詰とバナナ。これを風邪をひいた時に食べると答える人は、たぶん50才台以上かと想像します。身体に良いというよりも、普段あまり食べられないもの=栄養があるんじゃないか、という感じではないかと。
お粥
お粥に梅干しか卵
ヨーグルト/プリン
風邪に良いというよりは、噛まずに食べられるので食べやすいことと、冷たいつるっとした感触が熱のある場合気持ちが良いかもしれません。
スポーツドリンク
これは近年登場した飲み物ですが、水分補給という面では良いですね。
風邪の時にリンゴのすりおろしは身体に良い?
リンゴを食べると医者いらず、と私が初めて読んだのは、確か少女漫画だったな、などということを思い出しました。それはともかく。。。
リンゴは本当に優秀な食べ物なんです。意外なことに、身体を温める食品なんですね(たいていのくだものは身体を冷やすのですが)。
リンゴはカリウムを含んでいて、血行や新陳代謝を促進する働きをします。
リンゴのすりおろしが良いのは、もちろん身体が弱っていても食べやすいというのと、「生」で食べるというところです。ビタミン(あまり多くは含んでいませんが)もペクチンなども、生で食べないと効率よく摂取できません。
栄養は皮に多く含まれているので皮ごとすりおろします。ただ食物繊維を多く含んでいるので、いくら身体に良いからと言って食べ過ぎては良くないですね。
リンゴのすりおろしをたくさん食べられるくらい食欲があるなら、他のものも併せて食べた方が良いでしょう。
風邪の時にお粥に梅干しは?
病気の時の食事と言えば、お粥、です。消化が良いように、ごはんをグツグツ柔らかく炊いたものです。
お粥と一緒に食べるものと言えば、梅干しですね。梅干しはリンゴと同じように「医者いらず」とも言われ、効果がたくさんあります。
梅干しの効果はいろいろありますが(美肌効果とか生活習慣病の予防とか)、梅干しの酸っぱさが食欲を促進する役目もしてくれます。同時にだ液の分泌、胃液などの分泌を助け、胃や腸の働きを良くし消化を助けてくれます。
身体が弱って脱水症状を起こしている時に、経口補水液を飲むと良いことが知られていますが、お粥に梅干しはこの経口補水液によく似た働きをしてくれます。昔の人の知恵はすごいです!
まとめ
風邪をひいて食欲がない時には、無理に食べようと思わず、とにかくゆっくり休むのが一番です。
無理に食べても、ちゃんと内臓が働いてくれず、消化不良を起こしてしまいます。
ただし水分だけはきちんと取るように気を付けましょう。
少し良くなってきて食欲が出てきたら、風邪の時に良いと言われているものを食べて、体力をつけて行きます。
体調が悪い時の食事についてはこちらにまとめてあります。参考にどうぞ!
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