11月になると、インフルエンザで学級閉鎖、などというニュースが聞こえ始めます。
子供は学校を休めるけれど、社会人はそう簡単には仕事を休めませんね。
仕事のために無理して出勤しますか?
インフルエンザに罹ったら会社は休むべき?
インフルエンザになったら、もちろん子供は学校を休みますね。
子供は気楽で良いですよね。でも社会人はそうは行かない。
特に月末とか、忙しい時期にインフルエンザに罹ってしまったらどうしましょう?病気に負けず、出勤するべきでしょうか?
休んだら同僚にも迷惑をかけてしまうし、無理して出勤しますか?もしかしたらその頑張りを会社も評価してくれるかも。。。。。本当にそうでしょうか?
インフルエンザの危険性
無理して出勤した場合に、危険なのはインフルエンザ患者自身ではなく、周りの人達です。
出勤すると、同僚にも感染の危険がありますが、通勤途中で無数の人に危険をまき散らすことになります。
そしてその危険性は、一緒に住んでいるその人の家族にも及びます。
特に小さい子供や高齢者がいる場合には、インフルエンザの危険が家の中に持ち込まれるのは避けなければなりません。
毎年約100人の子供たちがインフルエンザ脳症で命を落としています。
高齢者は肺炎を併発することが多く、やはりとても危険です。
また、妊婦さんはインフルエンザに罹っても服用する薬が限られてしまうので、インフルエンザには極力罹らないようにしなければなりません。
仕事で同僚に迷惑をかけたくないという気持ち、自分の仕事に対する責任感、それはとても素晴らしいことですが、それ以上にインフルエンザを他の人に感染させてしまう危険の方がずっと大きいんですね。
それに無理して会社に出て、たくさんの同僚に感染させてしまったら、それこそ会社に迷惑をかけてしまうことになります。
会社によっては、インフルエンザに罹った場合には「出勤禁止」という規定があったり、特別休暇の制度があったりしますので、一度調べてみると良いと思います。
インフルエンザはどれくらいで治る?
インフルエンザの潜伏期間は1日~1週間です。
通常、治療開始後3日前後で、症状が軽減して行きます。
インフルエンザ感染者が他の人にうつす危険があるのは、発症前日から症状が軽快してから2日目までです。インフルエンザの症状が少し良くなったからと言っても、まだ人に感染させてしまう危険があるということです。
また発症前日からということは、もしかして感染したかも、という状態の時には、すでに人にうつす危険があるということですね。まだそんなにひどくないから、などと外出してはいけないということです。
厚生労働省のインフルエンザA&Qも参考にしてください。
まとめ
インフルエンザは普通の風邪とは違って、危険な感染症です。
仕事への責任感などはすっぱり忘れて、罹ってしまったら外出は控えて、ゆっくりおとなしく休みましょう。
それが自分のため、他の人のためにもなるのです。
でも一番良いのはインフルエンザに感染しない事です。
日頃から栄養のバランスのとれた食事をとって、抵抗力のある身体作りを心掛けましょう。
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