
インフルエンザかもしれないけれど、病院に行きたくない時ってありますよね。
単純に「病院が嫌い」とか「めんどくさい」っていうこともあるし、熱があって病院に行く気力がないこともありますね。
でもインフルエンザにかかっているかもしれないのに、病院に行かなくても大丈夫なものなのでしょうか。
インフルエンザでも病院に行かなくて大丈夫?
急に熱が出たり、身体の節々が痛くなったりして、「もしかしたら普通の風邪じゃなくて、インフルエンザかも」という時がありますよね。そう言えば最近流行ってるし。
でも病院って行くの面倒だし、待ち時間長いし、だいたい好きじゃないし・・・
それに熱があって動くの億劫だし、外に出たら余計ひどくなりそうだし・・・
まあ理由はともかく、病院には行きたくないけど、インフルエンザだったら行かないのはちょっとまずいんじゃ、と思ってしまいます。
インフルエンザにかかったら病院に行かないと治らないとか、重症化するとか・・・やっぱり行かなきゃダメなもの?
いえいえ、インフルエンザにかかっても、健康な人なら自然治癒力で治って行くものです。たいてい熱が出てから(発症してから)5日から10日くらいと言われていますが、熱は2日くらいで下がってしまうことも珍しくありません。
ゆっくり休養してぐっすり寝て水分を十分に摂っていれば、大抵は数日で良くなってしまうと思います。
インフルエンザにかかったら絶対病院に行ったほうが良いのは?
でも!です。
上に書いたように病院に行かないで自然治癒力に頼るには、「健康な人なら」という但し書きが付きます。風邪やインフルエンザにかかっているならその時点で「健康」じゃないかもしれませんが、ここでの意味は「慢性の病気(特に呼吸器系の病気や糖尿病など)を持っていない人」のことです。
体力が落ちている状態でインフルエンザに罹ったようなら、病院に行ったほうが良いと思います。体力が落ちているということは、重症化もしやすいということだからです。
また高齢者も、病院に行ったほうが良いですね。体力も免疫力も、若い人に比べて低いのは言わずもがなです。
幼児の場合も行ったほうが良いでしょう。子供はまだいろいろな病気に対して免疫力が未熟だからです。
そして妊娠している方も行ったほうが良いですね。
インフルエンザで病院に行く時の注意
病院に行く時には、必ずマスクをするようにしましょう。
インフルエンザは飛沫感染なので、くしゃみや咳などをするとウィルスをまき散らすことになります。普通の風邪の時もそうですが、マスクをするのは最低限のエチケットです!
体調が悪くて熱も高い状態で行くことになるので、事前に病院に電話を入れておいた方が良いですね。
インフルエンザにかかったら病院に行ったほうが良いもう一つの理由
インフルエンザに罹ったかもしれないのに病院に行かないことで、私が一番気になるのは、病気がひどくなるとかそういうことではなくて、仕事や学校をどうするの?というところなんです。
インフルエンザにかかったら、学校の場合にはキッチリした規則があって、登校できるのは
*発症後5日が経過していること
*解熱後2日が経過していること
という決まりがあります。
これは患者本人ではなく、他の人にうつさないために決められていることです。
これくらい経過していれば、ウィルスを撒き散らして他の人にうつす心配がなくなる、ということですね。
この日数は大人の場合にもほぼ同じと考えて良いと思います。インフルエンザにかかったら、これくらいは仕事に行くのはやめて他の人にうつさないようにしましょうね、ということです。
病院に行かなければインフルエンザだという確証はないわけで、特に職場の場合には1週間以上も休むのは躊躇してしまうこともあるでしょう。
仕事が溜まって他の人に迷惑になるからと早めに職場に出かけて、結果同僚にうつしてしまう、なんていうことが起きてしまうことにもなりかねません。
インフルエンザだというはっきりした病院からの診断があれば、堂々と休めますね。というか、インフルエンザなら来るな、って感じでしょう。
家族の中でも同じことですね。
自分のためにも周りの人のためにも、インフルエンザかどうかはキッチリ検査した方が対応がしやすいのではないかと思います。
まとめ
いくら自分が「健康に自信あり」だとしても、インフルエンザに罹ったようなら、経過を慎重に見るようにして、あまりに高熱が長く続いたり、身体が辛いようなら、やはり医療機関に行くようにしましょう。
そして感染を広めないように気を付けましょうね!
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