中秋の名月。十五夜お月さんを愛でる日ですね。毎年日付が変わりますが、いったいつなのでしょう?
それに満月なのは別にこの日だけじゃないのに、なぜにこの日は特別なのでしょう?
そして中秋の名月が雨だったら?
中秋の名月はいつ?どうして特別?
「中秋の名月」は旧暦の8月15日のお月様のことです。15日だから「十五夜お月さん」ですね。
旧暦は太陰暦ですから、月の真ん中、15日はほぼ「満月」なのは当然ですが、どうやら満月は若干ずれたりするらしいです。なのでその日がどんぴしゃり「満月」とは限らないんですね。満月のちょっと前、ということが多いようです。
中秋の名月は旧暦の8月15日を新暦に換算して、毎年日付が変わります。2017年は10月4日です。
この時期の空は澄んでいることが多く、お月様が美しく見えるということと、秋になって「豊作」を願い、「収穫」を祝うこととが一緒になって、「中秋の名月」と特別扱いするようになったようです。
「芋名月」と呼ぶ地方もあるようで、古くから秋の収穫物を月に供えていたんですね。
私個人としては、夏の暑さが過ぎ去って、空が澄み月が明るく、ススキの穂が伸び始め、虫の音が聞こえ、涼しい風を心地良く感じながら風流を楽しむ、という部分も大きいかなと思います。風情がありますよね、お月見。
中秋の名月の夜、月が見えなかったら?
「澄んだ空に浮かぶ満月」ですが、実はこの時期は台風も来れば、秋の長雨というのもあって、結構雨のことが多いんです。
曇っていて月が見えなかったら、雨が降っていたら、どうしたら良いでしょう?
どうしたら良いでしょうと言っても、お天気は変えられないし、中秋の名月の日を延期するわけにも行きません。
私たちの祖先は、それはそれは風流だったんですね。曇っていたって、雨が降っていたって、この日の月を楽しんだんです。
無月:「むつき」と読みます。「むげつ」とも読みますが、「むつき」の方が響きが良いのではないでしょうか。秋の季語にもなっています。十五夜の月が見えないことをさす言葉を、わざわざ作ってしまうんですね。見えない月を思うこともまた風流なり、というわけです。
雨月:「うげつ」と読みます。文字通り、雨の月のことですね。名月が雨で見えない、雨の向うに隠れている。それもまた風流なり、です。
というわけで、現代に生きる私たちも先人の風流を真似して、もし月が見えなくても、それもまた風流なり、と楽しんでみましょう。
もちろんススキを飾り、おだんごをいただきます。
それだけじゃちょっと寂しいという場合には、こんな飾りを用意してみましょう。
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そんなに大袈裟な飾りがいらないなら、手ぬぐいはいかがでしょう?手ぬぐいには季節の絵柄がたくさんあって、飾っても良いし、実用的でもありますね。
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まとめ
風流な「中秋の名月」。
今年は、晴れても、曇っても、雨でも、お供えをして、しばしお月見としゃれこんでみませんか?
静かな秋の初めの夜、涼しくなった風を感じながら、いかがですか?
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